Android Bazzar and Conference 2011 レポート

・ABC 2011に行ってきました。レポートです。


14:00〜 GREE Platformがソーシャルアプリケーション開発を加速する GREE 佐藤大介さん
GREE Android SDKによるソーシャルアプリ開発
GREE SDKの特徴とは、共通UIコンポーネントの提供、AndroidManifest.xmlテンプレートでのActivity遷移定義、拡張Activityクラス、拡張Applicationクラス → 単なるAPIライブラリではない
シングルサインオン phase1 GREESNSアプリをSSO認証のハブ化、phase2 SNSアプリ以外でもSSO → AcountManagerを使わずに独自実装
・スクショ付きひとこと投稿 SurfaceViewをExtendしたクラスを提供
・AppActivity Activity自体の管理はSDKが担当、Activity内のViewをディベロッパーが担当


●Unity Plugin for GREE Android SDKによるソーシャルアプリ開発
・Unity Plugin for GREE SDK 差異の吸収:スマートフォン開発を簡単に 特徴を活かす:スマートフォン/リッチプラットフォーム
・Unitアプリケーションに対するAPIはUnity Pluginが共通化スクリプトとして、JS,C#をサポート。Unityのネイティブ連携機能を用いている


(感想)
miximixiサーバを利用することで、GREEは認証ライブラリの生成をCで行うことで、クレデンシャルの隠蔽を行う等、各社の対応の差異は面白い。この分野は益々進歩を遂げていくのだろう。



15:00〜基調講演 GREE 伊藤直也さん
・エポックメイキングな出来事
 1995 windows95の発売
 2001.9.11  Traffic過多となったYahoo!911事件を伝えるために、ビジネスの損得を度外視いしてAkamaiへTrafficを流すことを決断
 2005年頃 Web2.0
 2010年頃 GoogleからFacebook
Web2.0群雄割拠の終わり 終わりは、始まり
・2007年 iPhone、2008年 Android
・時代は、モバイル・ファースト。代表例:Path
・現在のWeb開発技術要素
 JavaScriptHTML5、mongoDB、RubyiPhoneAndroidSafari/Firefox/Chrome
・第2世代クラウド heroku、dotCloud dotCloud + node.jsのような組み合わせ


・instgram なぜ、社員4名の会社が、700万人ものユーザを獲得するに至ったのか?
 LAMPオープンソース、チープレボリューション → Web2.0
 ソーシャルプラットフォーム、クラウドスマートフォン → 今の変化
・2011 デバイス、メディア、グローバリゼーション 
 10年に一度の変化がやってきた
・2011年3月東日本大震災 インターネット、ソーシャルメディアの役割 それを作る我々エンジニアの役割 インターネットを通じて、世界をより良くする
・技術者としての誇りは、高度な技術を与えられることで得るものではなく、自らが使命とする問題領域をより高度な技術基盤で扱う世界に発展させることによって、自ら創造することができる


(感想)
・時代の象徴として、instgramを捉えられていたのが印象的
・エンジニアとしての理念は大切



16:00〜 ngcoreを用いたAndroidアプリケーション開発 DeNA 岸 弘倫さん
●ngCoreの紹介
・ngCoreの特徴 SG開発に最適なAPIの提供、JP/WWのmobageのSocialAPI※WW mobageは近日、Live updating
・ngCoreの利点 JavaScriptのみ、Android環境での更新の容易性、WebView/Canvasを使うより高パフォーマンス、ソーシャル・課金機能、1つのコードでiOS/Android


●ngCoreを使ったSG開発事例について
・忍者ロワイヤル、アクアコレクション、牧場ホッコリーナ
・ngCoreの調査 1ヶ月、仕様検討〜α版 1.5ヶ月 エンジニア2名+プランナー1.5名、α〜β版 2.5ヶ月 エンジニア2名増員 デバッグ&ブラッシュアップ
JavaScriptベースのゲーム開発
 言語が強力 GC、プロトタイプベースのオブジェクト指向、動的型付け、WWWとの連携の容易性、デバッグが容易 alert、FireBugs
・ngCore JS Module設計思想 
 オブジェクト指向の徹底、ModuleシステムはCommonJSModule1.0準拠、一部ESHarmonyの機能も利用可能
・ngCoreを利用してみて
 多解像度対応 アスペクト比の種類 7種類 iOS 2種類
 ①アスペクト比を固定して、解像度に合わせてフィット ex 忍者ロワイヤル
 ②解像度に合わせて動的に座標を計算
 ③代表的な全ての解像度にレイアウトの設定ファイルを用意


●ngCoreの今後
・現状の課題 制作物のやり取りの効率化、開発の効率化のため最小公倍数的な要素が取り出せないか?
・解決策 nggo、ngbuilder
・その他の取り組み ngserver node.jsベース


(感想)
ngCoreの今後として、ngCoreファミリー?については注目かと思う。