Ruby Kaigi 2011 初日レポート

・いつもはPHPを主戦場としていますが、Ruby Kaigi 2011に参加して来ました。初日レポートです。
・公開プロポーズあり、Ruby2.0に向けたRubyコミッターの方々の公開内輪話あり、等、話題豊富な初日でした。
・中学生でコミッターとは凄い。(sora_hさん)


14:40 - 15:40 Ruby を利用した大規模ウェブサービスの開発・運用
Cookpadの舘野さんによる講演。
・定石をきちんと行うということで、レスポンスを確保しているとのこと。
・”GOODはやらない””Bestのみ行う”ことで、シンプルさを保っている。
・Unitテスト:Functionalテスト:Integrationテストの割合は、3弱:7弱:僅か、であったのが、4:2:4となっている。(比率はスライドの印象です。)
・Continuous Integrationテストを通ったコードのみリリース
・ユーザの反応をみて、取り下げるサービスもある。
RailsのExtensions機能を利用することで、ディレクトリを分けておくことで、取り下げ易い構造となっている。

(感想)
JavaScriptのテストツールとして紹介されていたCapybara、Continuous Integrationテストで紹介されていたJekinsは使ってみよう。
RailsのExtensionsは便利そうな機能。サービスが上手く行ったらマージを行うという運用?


14:40 - 15:40 Shipping at the Speed of Life
GitHubのCorey Donohoeさんの講演。
・2週に1度の新しいサービスの出荷ではスピードが遅いということで、いかに早くリリースを行うかというお話。
・そのための取り組みを数多く紹介
 Nagios(監視)、Redis(NoSQL)、Campfire(Team collaboration )、Hubot、Haystack、Silverline 

(感想)
・馴染みの薄いツールが数多くあり、後で調べてみよう。


16:10 - 17:10 Issues of Enterprise Rubyist 〜SIerのなかのRubyistが考えるべきこと〜
アクセンチュアの相澤さんの講演
SIerの中のRubyistとしてこの3年間に渡って、どのような取り組みを行って来たかということをご紹介。
・1. Rubyの楽しさを社内での認知→2.Rubyが実務にどう役に立つかを開発ツール等の分野で立証→
3.Rubyが活用しやすいビジネス領域として、営業・広報等企業内の中でも攻めの分野を中心に開拓

(感想)
・私も昔SIerに在籍していたので想像が付きますが、一般的には、ネット企業に比べると保守的である企業が多いのではないかと思います。
 その中で、1つずつ課題を解決して着実に成果を出されていて素晴らしい。