ITC Conference 2005

21(金）、22(土）は、ITC Conference 2005へ出席。
興味深かったのは、「(株）アキュラホーム」と「（株）エアーリンク」の事例。

前者の事例では、同社の宮沢社長が、会社設立の経緯として、日本の住宅価格は高すぎるという疑問を持ち、住宅の適正価格での販売を実現するために、まず工務店の合理化を目指すことになりましたと紹介されていました。同社が販売するシステムでは、部材費や労務費をデータベース化され、また簡易なCADを提供することにより、どんな工務店でも、無駄のない経営が可能なように、工務店経営をサポートされています。現在では2300社以上が利用されているそうです。

後者の事例では、瀧本社長が旅行の楽しみとして、旅行前の設計、旅行後の紀行文作成の楽しみが、これからさらに重視されても良いのではないかというご提案をされていました。「旅の設計図つくり」講座という、自分だけのガイドブックをインターネット情報などを使い作成する講座を開かれています。

いずれの事例においても、前者は工務店の方が、後者では旅行者が、充実したUser Experienceを持つことをサポートしているという意味では、お客様に同じ価値を提供していると言える気がします。楽しく、そして役に立つ場を作る技術として、IT技術の使い方を考えてみたいものです。