Androidがコンテンツプロバイダーへ及ぼす影響

先週末は、CNET blogの渡辺聡さんが主催されている、ET研究会に参加して来ました。
http://sw.cocolog-nifty.com/et/2007/11/googleandoroid_016d.html
お題は、「Googleモバイル(Andoroid)と周辺業界」。

コンテンツプロバイダーに勤務する私からの疑問は、
(1)新しいプラットホームに対応すれば、コトは足りるのか?
(2)コンテンツプロバイダーの競争力とは、キャリアとのアライアンス、であるとも言えるので、
 日本のネットワークは、オープンになり、業界構造は変革するのか?
という2点。


(1)短期的には、新しいプラットホームに対応すれば、コトは足りるのか?
・改めてみてみると、各レイヤーのプレーヤーは沢山いますよね。
コンテンツ: 勤務先 ←ここへはPCの世界から色々な方々が参入中。
ソフトウェア:アプリックス、とか。←ここからGoogle参上。
OS: Symbian, Linux, REX, とか、WindowsMobile, OSXも。
プロセッサ: ARM,Qualcomm、とか。
ネットワーク: NTTD,KDDI, SB, verizon, ATT、とか。
ハンドセット: Nokia, Motorola, Samsung、とか。


・開発プラットホームが世の中にどれだけ存在しているのか? in JAPAN
ソフトバンクモバイルは、今年の5月に、「POP-i(Portable Open Platform Initiative)」(ポパイ)の発表を、
http://www.softbankmobile.co.jp/corporate/news/press/2007/20070522_01/index.html
auは、今年の7月に、「KDDI Common Platform+」(KCP+)の構築完了を発表しています。
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2007/1016d/
ドコモは、「MOAP」(Mobile Oriented Application Platform)の拡充を図っています。
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/20060213.html
→そこで、オープンをうたう、Androidの登場ですね。
 短期的には、当然触ってみる程度の技術情報収集は必須かと。とは言っても手をつけれていませんので、
 年末年始あたりの宿題かと。
 直ぐさまAndroidが業界を席巻するということは、プレイヤーがひしめき合っているためなさそうですが、
 開発者を刺激するプラットホームを提供出来ているという点は、様々な可能性を秘めているとも言えそうです。
 早く確認しないとですね。


(2)コンテンツプロバイダーの競争力とは、キャリアとのアライアンス、であるとも言えるので、
 日本のネットワークは、オープンになり、業界構造は変革するのか?
・ここについてもいろいろな議論がありました。
 MVMO、MVNEとか、SIMロックとか、2.5Gとか。
→詳細は、省いてしまいますが、私の勤務先でもいろいろな可能性を見出しているとことです:)
 レイヤーとしては日頃活動しているレイヤーとは若干違うレイヤーでしたので、頭フル回転で、非常に刺激を受けました。
 KG出身の方、2名とお会いすることも出来ましたし、非常に有意義な勉強会でした!