拡張現実(AR)のビジネス化

AndroidiPhoneについて、私が興味がある点が、拡張現実(AR)を実現するデバイスとしてです。
以前から、携帯電話と地理情報という繋がりには、魅力を感じていたのですが、
より一層その経験・体験を強化するように働くのが拡張現実(AR)だと思っています。
そんな中、どうビジネス化して行くのかという事も考えなければ、という事で、
近頃、気になったエントリーが次の2つです。



1つは、今年のTechCrunch50で語られていた、
(新しい広告手法と収益化のプラットフォーム・地域とクラシファイド広告市場)」。
http://jp.techcrunch.com/archives/20090918-jp-tc50-roundup-session-3-4/
こちらでは、TechCrunch50の優勝者、RedBeaconが紹介されています。
説明は以下のような感じ。

Redbeaconとは、探しているサービス(パン屋さんや水道工事、庭師等)を入力すると、
ユーザーが指定した地域のお勧め業者リストを表示してくれ、
Yelpのようにほかのユーザのレビューやコメントを見ることができ、ebayのように価格比較をすることができる。
RedBeaconは自然言語も扱えるので、たとえば“カップケーキを作ってくれるところ”と入力すると、
パン屋さんやケーキショップを表示してくれる。もちろん営業時間などの情報も掲載されている。

こうした地域の情報と拡張現実(AR)の組み合わせは楽しそうです。



もう1つは、末吉隆彦氏が
CNETで連載されている、「ロケーションウェアの「空」と「実」」の中で、
語られていた、
「地域情報活性化と位置情報サービスについて(2/3)」というエントリー。
http://japan.cnet.com/blog/sueyoshi/2008/10/23/entry_27017299/?ref=rss

こちらの中で、最後に↓のような事を書いていらっしゃいました。

地域活性化というお題の切り口で、場所・空間連動サービスのあり方を考えるとき、
単に情報サービスの部分だけ切り取っては語れません。
その場を活性化したいと願う人々の存在と、その場が持つ特色、
それらを引き出すためのコンセプトというかストーリというか、より一歩つっこんだ情報デザインとインタラクションを考えて
いかなければいけないとひしひしと感じています。
ここに如何にユニークな付加価値を載せられるかこそがチャレンジしがいのある、
そしてチャレンジしてみたい領域でもあります。

私も同じ気持ちです:)