散歩を楽しくするサービス

突然ですが、今年の自分の中でのテーマは、”創”というテーマでした。
(昨年は、”広い視野と実績”でした。)


で、趣味の世界で、何か作れないかという点で、G.W.頃からアイデア出ししてました。
秋口にアイデアを絞り込んで、その結果が、1つは「散歩を楽しくするサービス」で、もう1つは、「中小企業向けに経営を支援するサービス」です。
両方ともケータイが大きな鍵を握ってます。


モデルを考えつつ、併行して、実装をPCを使いながら考えてます。
今週末は、イメージとして、ユーザインターフェースの絵を描いてみました。


年末までに、それぞれデモ版とか出来ればいいんですが・・。今年も後2ヶ月ですね。頑張ってみます。


参考にさせて頂いた本。

起業のネタ! (アスカビジネス)

起業のネタ! (アスカビジネス)

利用者の手に

次は仕事面での”創”について。私の仕事は先日少し触れたシステム構築サービスになるのですが、最近の動きから順を追って。


企業でいうところのコンピュータシステムとは、業務を円滑に進める仕組みと定義してみます。
例えば、スーパーで買い物をすると、レジでバーコードリーダーが読み取った商品の金額の総計を支払額として精算しています。この仕組みはスーパーからみると、売上高を手作業で集計しなくて良いというメリットがあります。と同時に、どの商品がいつ、どれだけ売れたかということが、その瞬間に分かるというメリットもあります。販売促進や仕入れの最適化というアクションが取りやすくなるというメリットです。


このように、この10年間で、顕著に、コンピュータシステムが一般化して幅広く流通したことにより、社会はより便利に、かつ変化が早い社会になったと言えます。
こうした利便性の反面、社会に存在するコンピュータシステムの多くが、複雑になりブラックボックス化してしまったことにより問題が生じています。複雑になり過ぎて、逆に扱いにくいものとなってしまっているのです。(言い換えると、システムに人間の行動が束縛される部分が出て来てしまっているとも言えます)。
例えば、今年ですと、羽田の管制塔や東証のコンピュータシステム事故が起きてしまったのは、コンピュータシステムが理解しにくいモノとなってしまっているという現実があることを示しています。


そこで、ビジネス自体を支援する仕組みとしての発展をこれまで通り遂げていかなければならないという話はありながら、コンピュータシステムをシンプルにして、利用者の手に戻すということも大きなテーマとなっています。
では、どう実現すれば良いのでしょうか?
1つは、中身を可視化するということです。昨今、会計面からもビジネスプロセスの透明化が求められています。(「SOX法」とか。)システムの世界で行われている活動の1つが、「Enterprise Architecture」です。簡単に言い切ってしまうと、会社のビジネスモデル+プロセスを、A3用紙で数枚に表してみる。それを支えるコンピュータシステムもA3用紙で数枚に概念化してみる。つまり、専門家外の人でも全体像は理解できるように整理してみましょう、ということになります。


もう1つは、利用者が望むシステム作りを極めていくことです。コンピュータシステムとは利用者のモノである訳ですから。利用者の業務プロセス設計を、そのままシステム設計に落とし込めるか、様々な取り組みがされています。その1つとして、エンドユーザが開発プロセスに携わっているという、「SugarCRM」に注目してます。
コンピュータシステムの構築には、こうしたビジネスプロセスを裏で支えるという間接的な効果と、ここでは余り述べませんでしたが、ウェブサイトなど利用者の方に全面に利用して頂くことで売上を伸ばしたり、カスタマーサポートを充実させることでロイヤリティを向上させること、そういった直接的な効果があります。
いずれにせよ、結果が出る仕組み作りが重要で、どうすれば結果が出るのかということに加えて、その効果測定も難しい問題です。
新しい何かを”創”ることができたのか?というと、この1年、これまで以上のようなことに注力して来たつもりですが、正直道半ばですね。