SFC Open Research Forum2005

atkondo2005-11-25


水曜日は六本木ヒルズで行われた、「SFC Open Research Forum2005」に参加してきました。
まずは、國領二郎教授の「地域情報化」のセッションを受講。
富山、高知県の会場を結び、遠隔教育についてデモが実践されて、その臨場感は実用レベルに近づいていることを実感です。


ついで、オープンモバイルプラットフォーム技術の実証実験を体験。IrDARFID+WiFiです。
最後に、これまた國領教授の「大学発ベンチャーの現状と今後の展望」のセッションを受講しました。
イーモバイルの小林さん、ガーラの菊川さん、アプレッソの小野さんを交えた楽しいパネルディスカッションでした。
それにしても、SFCの学生は羨ましい環境にいますね。
私の学生時代では、こうした起業家の方に合う機会は余りありませんでした。学生時代にこうした場があれば、違う人生に出会う学生も多いでしょう。


私は高校時代は、真実を伝えることで世の中を変えることができるのではと、新聞記者になりたいかな、と漠然に思っていました。それが、大学時代には方向転換して、世の中を変えるにはもっと直接的に困った人を支援することができる、中小企業の町医者的なコンサルタントを目指すようになりました。
そして、社会人となりはや10年余り、町医者というより、大学病院の勤務医のような形ですが、目標に近づいたという思いはあります。


ただ、10年という月日は長く、その間には、留学や転職を考えたこともあります。ですが、尊敬する上司との対話で、「結局どこにいようとやるのは自分だ。」と思ったことによって、紆余曲折、ここまで辿りついたかと。そうした中で、この2、3年、想いが大きくなっているのは、世の中に大きく貢献するには、不特定多数の要望に直接寄与する商品・サービスを創ることがベストなんだという考えです。
私の大学時代のお師匠さんは、「10年経ってから好きなことをやりなさい。」とおっしゃっていました。そうした社会貢献が出来る月日が経っているのかも知れません。

そんな、自分の大学時代からの今を振り返った一日でした。