SI、ネットの国際競争力

社内の勉強会であったのが、各産業分野の国際競争力。
それなりに競争力があると思われている分野も、少し先の見通しは、それほど、甘くは無いよね、という認識。
(○>△>×、□はこれから)
○家電、デバイス
△インターネット、Mobile、ネットワーク家電、FMC(Fixed Mobile Convergence)、モバイルIP放送
×放送
NGN(次世代ネットワーク)、ユビキタス社会


そして、今、blog界隈で話題になっているのが、SI、ネットの国際競争力ですね。
その1つが、雑種路線でいこうさんの"情報サービス産業に明日がなくても構わない"。
http://d.hatena.ne.jp/mkusunok/20070513/spec

既存の商流やビジネスドメインを効率化するとかではなくて,がらっと変えてしまうようなイノベーションは,これまでのようなユーザー企業とITベンダとで要件定義や仕様書で線を引いた受発注関係ではなく,創り手が自発的に創造性を発揮し,その質に応じて報われるビジネス構造から生まれる可能性が高いのではないか.そういった実社会と深く結びついた革新のために,エンジニアが知恵を絞ることができるような事業構造はどうすれば可能なのだろうか.


新しいモノ好きな私としては、国際競争力の高いという言葉から連想出来るのは、
自分が開拓者となって仕事が出来る、という言葉とほぼ同意義です。
モバイル関係のITベンチャーに転職して良かったな、と思うのは、その刺激。


最後に、苦しい時は、大きく物事を見たいですね。
Dave's Blogさんの"ITベンチャーやエネルギーベンチャーと50年の計"。
http://davidtakeuchi.typepad.com/blog/2008/05/it50.html

エネルギー関連ベンチャーが「持続社会の設計」という命題を抱えているように、IT関連ベンチャー潜在的に「Post産業革命時代の新社会設計」という命題を抱えていると思う。個別ITベンチャーの試みを、この文脈から捉えていったらどのような風景が見えるだろうか。