これからのITについて雑感

atkondo2005-10-30

他社を尻目に、インターネット放送、USENGyaoは調子が良さそうです。(Macでは視聴できないのですが・・)
また、どなたが紹介されていたのか失念してしまったのですが、音楽では、Out of 5もお気に入りです。今週は、ErlendOye、KylieMinogueが素敵でした。
IT業界では、放送と通信(IT)の統合の時代と呼ばれていますが、その一翼の少なからず担う自分としては、ユーザとしての気持ちを忘れないようにしたいですね。


IT業界には大きく2種類の企業群が存在します。Yahoo!AmazonGoogleといったインターネット技術をサービスとして提供する企業と、IBMCiscoOracleDellといったインフラとしてのシステム構築サービスを提供する企業です。1995年にNetscapeIPOを実施した時点から10年、両者とも大きな時代の変化に向かい合っています。


前者では、1995年までに存在したビジネスモデルをインターネット上に展開してきたという10年がありました。eBayにみられるような、リアルな商店街のバーチャル商店街化等です。しかし、ここ2、3年、明らかにインターネットの中にしか存在し得ないビジネスモデルが発生しつつあります。世界中の人の頭の中の知識を整理しようとしているGoogleが代表格でしょう。1、2週間前からGoogle baseと呼ばれるWebデータベースを用意しているという噂もあります。

後者では、ここ10年間、IT技術がCommodity(日用品)化しつつあるという現実により、差別化が難しく、ありとあり得る手を使って囲い込みが行われていました。ただここ2、3年での変化の兆しでは、オープン化が大きいでしょうか。本当にシステムを利用する人たちの手に、専門家の手から返す動きといってもいいでしょう。代表格としては、Salesforce.comにみられるようなアプリケーションプラットホーム化の動きなどがあります。


日本企業でも上記のような会社が出没し始めています。バブル崩壊後の失われた15年から漸く立ち直り始めた日本経済の中で、初めて世界に通用するIT企業が出現すると良いですね。そうした気持ちも忘れたくなくて、少し振り返ってみました。